「団地」藤山直美主演 阪本順治監督 SFコメディ

内容をしらず、主演と監督だけでみた
映画「団地」これまで私が見た中の
阪本順治監督映画とはまったくちがう
ものでした。

 

 

あらすじ

山下ヒナコ(藤山直美)は、夫の清司(岸辺一徳
と団地で暮らしている。


2年前に一人息子の直哉(中山卓也)を交通事故で
失くし老舗の漢方薬局を閉店し、団地に引っ越す。
ヒナコはスーパーでレジ係、清司は団地の裏の林で
植物観察が日課。

 

ある日、訪ねてきた真城(斉藤工)が山下夫妻の
生薬が効能があると言われ特別に生薬を提供する
ことになる。

 

地球人ではないと明かした真城は、山下夫妻に
5000人分の生薬を2週間後の用意すると
その報酬として直哉に合わせることを約束する。

 

その言葉を信じたヒナコと清司は生薬をつくる。

 

その頃、住民に人望がないと言われたことに
ショックを受けた清司が部屋にとじこもる。

 

姿がみえない事を不審に思う団地の住民は
ヒナコに殺されたのではないかと噂が広まる。

 

生薬を渡す当日、宇宙船が団地の上空に。。

 

 

淡々とながれていく映画なのですが、
主演の藤山直美さんから目が離せない。

 


「顔」という阪本順治監督の映画でも
おなじように目が離せなかったの
思いだしました。

 


食い入るようにみてしまう。

 


なんだろか。これは。

 


自分でもわかりません。

 


多分、演技がうますぎて
近所でおこっているかのような
錯覚におちいるというのか。

 


うまく言えませんが。。

 


なんだかそんな感じなのです。

 


夫役の岸辺一徳さんの、
何を考えてるのかわかない風情
斉藤工さんの浮世離れした姿
どれもこれも、私のもつ団地の
イメージからは離れてます。

 


斉藤工さんは浮世離れした役柄が
板につきますよね。

 


シュタイナー教育を受けていた
こともあるのでしょうか。

 

大楠道代さん、濱田マリさんも
素敵です。

 


阪本順治監督「団地」は
映画のジャンルが
SFコメディなのですが、
個人的にはSFコメディといわれて
しっくりこないです。

 


「団地」の中で自分が殺人犯だと
疑われていることを、淡々とうけとめ
ものともせず笑い飛ばすヒナコのシーン。

 


藤山直美さんファンなら釘づけです。

 


結末は、ふわ~と穏やかです。